
中央アジアが持つ有数の世界遺産に触れる
我々日本人が中央アジア・シルクロードに持つイメージに最も近いのが、ウズベキスタン。蒼いイスラム建築・砂漠・ラクダ・オアシス都市・おいしい果物・・・旧市街に入れば、50年前の日本のような懐かしさを覚えるほど、親切な人達に囲まれるだろう。
日本からは成田空港発の便利な直行便もあり、また、日本各地(羽田・名古屋・関西・福岡・仙台など)からも、便利なソウル経由があります。ウズベキスタンは、最長30日の滞在まで、VISAは、不要です。是非、このチャンスを機に、東洋でも西洋でもない、中央アジアの魅力に触れてみては如何でしょうか。
ウズベキスタンのオススメスポット
首都タシケント
人口200万人以上のウズベキスタンの首都。さらに“中央アジアの首都”とも呼ばれるほどの国際都市。 街中にまっすぐに延びる道路、大きなビルが連なり、中央アジアで唯一の地下鉄も走る近代都市です。 現代の町並みはシルクロードの印象からはかけ離れていますが、そのオアシス都市としての歴史は長く、2000年前にはすでに“チャチ”という名で記録が残されています。 11世紀頃からタシケント(石の町の意)という名で呼ばれるようになり、シルクロードの中継地として最も栄えたのもこの頃です。モンゴル軍の侵入、コーカンド・ハーン国の支配、その後のロシア支配、1966年の大地震などの影響で、街の様相はたびたび変化しましたが、地震後数年間で見事に現在の近代都市に生まれ変わりました。この復興ぶりは“中央アジアの奇跡”として話題になり、躍進する社会主義の見本として当時盛んに宣伝されました。今も昔も変わらず中央アジアの交通の要となっています。タシケントはシルクロードを旅する際には避けて通ることのできない町でしょう。
世界遺産 サマルカンド
タシケントからのアクセス
飛行機:週4便
列車:毎日、新幹線3本 約2時間10分
乗合タクシー:約4時間半
“青の都”“イスラム世界の宝石”“東方の真珠”など、様々な異名を持つサマルカンドは、常にシルクロードの中心都市としての道を歩んできました。町の西側には大きなホテルが並ぶ新市街が、東側には主な見どころとB&B(民家風ペンション)が集まる旧市街と大きく分かれています。ガイド、旅行パンフで必ず写真になっているレギスタン広場はサマルカンド・ブルーと言われる丸屋根を持つ壮大なメドレセ群が並んでいます。この2つは時間がなくても必ず見よう。ティムールの妃ビビハニムのために建てられた巨大なビビハニム・モスクとシルクロードのあらゆる物産が見られるシャーブ・バザールは隣同士です。シルクロード通に大変人気なのが、ウズベキスタン各地からの巡礼者が絶えないシャーヒジンダ廟群です。 ティムール王朝に関わった人々が眠っているが、お墓の意匠にそれぞれ大変特徴があって、見る者を飽きさせません。 ここまでのみどころ同士はバス1区間程度の距離だが、チンギス・ハーン来襲で破壊された不毛の旧サマルカンドにあるアフラシャブの丘と、サマルカンド歴史博物館と、1年365日の時間を1分以内の誤差でほぼ正確に計算したウルグベク天文台は距離があるためバスなどを利用した方がよいでしょう。
世界遺産 ブハラ
ブハラは大きなホテルが新市街にある他は、最近できたホテルやB&B、見どころは旧市街に集中しています。ほとんどの箇所を徒歩で回れますが、その起点となるのがブハラ市民の憩いの場リャビハウズという正方形の池です。この池を挟んで、夏に民俗舞踏ディナーが行われるノディールディバンベギ・メドレセと現在では土産屋が入っているノディールディバンベギ・ハナカが立っています。この間にふざけた老人がロバにまたがっているフッジャ・ナスレッディン像があります。彼はユーモア溢れる授業で学生に人気のあったイスラム神学者です。現在は絨毯博物館が入っているマゴキアッタリ・モスクは仏教寺院の後に何層にも建てられたもの。南から丸屋根バザールタキが3つ並んでおり、日が強いブハラでは、シルクを売っているティムとともに、一息できる涼しい場所です。
中央アジア最古の神学校ウルグベクメドレセとアブデュールアジス・ハーン・メドレセが対になって立っています。
そして、見えてくるブハラの象徴カラーン・ミナレットはチンギス・ハーンも破壊を止めた巨大な光塔で、お金を払えば階段はきついが上まで登れます。これと横になっているのが、カラーン・モスクです。(カラーンはタジク語で大きいを意味する)それと対になって立っているのが、ソ連時代にも唯一活動していたミルアラブ・メドレセです。アルク城は代々のブハラ・ハーン(王)の居城で、玉座の間、大臣の勤務室、馬小屋などが入っています。王専用のバラハウズ・モスクはこの城の横にあります。少し離れた公園内に立方体のユニークな形をしたイスマイル・サマニ廟があります。これは中央アジアに現存する最古のイスラム建築です。
もう少し進むと、預言者ヨブが杖を叩いたら泉が涌き出たという伝説のあるチャシュマ・アユブ。現在も水が涌き出ていて、水の大切さを展示する資料館になっています。
タシケントからのアクセス
飛行機:毎日1~2便
列車:毎日 新幹線2本 約4時間
乗合タクシー:約8時間半
世界遺産 ヒヴァ
タシケントからのアクセス
飛行機:ヒワから車で30分のウルゲンチまで毎日3便
列車:外国人に適する列車はない
乗合タクシー:約14時間半
“博物館都市”といわれるように、見どころがイチャンカラ(内城)の一角に集中しています。こうしたことからホテルやB&Bがすべて歩いていける距離に集中して建てられています。観光スポットばかり目立つが、ちょっと脇道に入ってみると普通の民家が並んでいるので、日の長い夏にはちょっと訪れてみるものいい。
観光のスタートはヒワ城内に入る西門であり正門とされているオタ・ダルバザ。ここをくぐってすぐ右側に見えるのが、スターリン時代に牢獄として使用されていたムハマド・アミン・ハンのメドレセで、現在はホテルとなっています。ここにそびえ立つずんぐりむっくりの塔がカルタ・ミナール。もともと110~120mの計画が頓挫し、現在の26mで中断したままです。これと向かい合っているのが、宮殿、ハーレム武器庫、造幣所、謁見室などが入っているかつての王の館、クニャ・アルクで、展望台からヒワの美しいパノラマが見えます。
212本もの木柱で支えられていて、シルエットが美しいジュマ・モスクから小道を南へ曲がると、怪力な将軍ながら詩人であったパフラバン・マフムドの廟。ここでは祈祷を観光客に見せています。イスラム・ホッジャのメドレセとミナレットは登る事ができますが、急な階段なので大変です。
ディシャンカラ(外城)にあるヌルッラバイ宮殿は帝政ロシアのシャンデリアや暖炉が、イスラム建築とミックスされて美しい。歩くのは少し大変なので、タクシーを利用しよう。
シャフリサーブス
1379年にティムールが建てたアク・サライ宮殿は町の北東に位置しています。
地震と16世紀のアブダルハンの侵略により、現存するのは40メートルの高さの城門だけだが、その美しいタイルはウズベキスタンでも有数のものです。古木が生い茂っているハズラッティ・イマーム・モスクの横にティムールが長男のために1376年に建てたジャハンギル廟があります。(ティムールも生前、自分の石棺を用意したが、死後、峠の雪が深く、結局サマルカンドのグル・エミール廟に葬られています)。サマルカンド・ブルーの丸屋根が並ぶコク・グンバス・モスクに向き合っているグンバジ・サイーダン廟の中には、病気の治癒を願って人々が触っていくため、墓石にくぼみができています。
サマルカンドからのアクセス
乗合タクシー:約1時間半
*飛行機・鉄道はない。
テルメズ
2001年に国内の遺跡の発掘を視覚的に分かりやすく展示するために開館したのが、考古学博物館。発掘現場に入れなくても、ここでおおよそのことは分かるので、必見。
我々が訪れることができる数少ない発掘現場跡はアムダリヤ沿いのファヤズ・テペで、仏塔(ストゥーパ)も残されている。9世紀の哲学者で町の聖人アル・ハッキムを記念したアル・ハッキム・アト・テルメズには巡礼者が絶えません。
この建物の裏手からアムダリヤ河とアフガニスタンが見渡せます(写真撮影は不可)。支配者達の家族のお墓で11~15世紀に建てられたイスラム建築スルタン・サオダット廟も見逃せません。
タシケントからのアクセス
飛行機:毎日3便
列車:適する列車はない
乗合タクシー:約10時間半
フェルガナ盆地
古来よりフェルガナ盆地では、特に漢の武帝が派遣した張騫が通った地域とされ、司馬遷の「史記・大宛国」にその概略が記載されています。また、千キロも走るといわれた汗血馬の故郷でありました。この盆地には緑豊かで宿泊施設の整ったフェルガナ(市)、ヒワ、ブハラとともにウズベク3ハーンの1つであったコーカンド・ハーン国の首都があり、フダヤル・ハーン宮殿のあるコーカンド、陶器で有名なリシタン、シルクとバザールが誇りのマルギランなどの都市もあり、最もウズベキスタンらしさが残っている地域です。
タシケントからのアクセス
飛行機:週5便
列車:適する列車はない
乗合タクシー:約5時間
ウズベキスタン ホテル・観光・送迎・ガイド
1.ホテル(B&B) | 料 金(一 泊) | ||
---|---|---|---|
シングル | ツイン | ||
タシケント | インターコンチネンタル ***** | ¥22,000 | ¥25,000 |
マルカジ ***** | ¥13,900 | ¥17,500 | |
タシケント・パレス **** | ¥13,900 | ¥17,500 | |
デデマン ****(改装) | ¥13,900 | ¥17,500 | |
ウズベキスタン(RF) **** | ¥11,500 | ¥13,900 | |
ショドゥリク・パレス **** | ¥12,700 | ¥16,300 | |
マリカ *** | ¥9,700 | ¥11,500 | |
ナショナルハウス(B&B) | ¥9,700 | ¥12,700 | |
サマルカンド | プレジデント **** | ¥17,500 | ¥30,000 |
アフラシャブ・パレス **** | ¥13,500 | ¥17,000 | |
セントラル **** | ¥10,300 | ¥13,300 | |
民家風ペンション(B&B) | ¥9,700 | ¥12,700 | |
ブハラ | ブハラパレス **** | ¥14,500 | ¥22,000 |
ナショナルハウス(B&B) | ¥9,700 | ¥13,300 | |
サーシャ&ソン(B&B) | ¥10,300 | ¥13,300 | |
ウルゲンチ | ホレズム・パレス **** | ¥15,100 | ¥19,900 |
ヒワ | アルカンチ(B&B) | ¥9,100 | ¥12,100 |
マリカ | ¥10,300 | ¥12,700 | |
シャフリサーブス | シャフリサーブス ** | ¥7,000 | ¥10,000 |
フェルガナ | クラブ777 *** | ¥9,700 | ¥12,700 |
アジア | ¥10,900 | ¥12,700 | |
テルメズ | メリディアン *** | ¥13,000 | ¥18,000 |
ヌクス | ヌクス *** | ¥7,000 | ¥11,000 |
2.トランスファー(片道) | 普通車 | ミニバス |
---|---|---|
タシケント―サマルカンド | ¥16,300 | ¥25,000 |
サマルカンド―ブハラ | ¥16,300 | ¥25,000 |
ブハラ―ウルゲンチ | ¥25,000 | ¥38,000 |
タシケント―フェルガナ | ¥19,000 | ¥29,000 |
空港―ホテル | ¥9,100 | ¥11,500 |
3.ガイド、観光入場券、市内車両 | 料 金 |
---|---|
英語ガイド | ¥9,100(1日、1グループあたり) |
日本語ガイド(タシケント・サマルカンドのみ可) | ¥10,300(1日、1グループあたり) |
観光箇所入場券 | ¥2,400(1日、一人あたり) |
市内車両(タシケント・サマルカンドは必要) | ¥10,900(1日、1グループあたり) |
4.食事(1人当たり) | *** | **** | ***** |
---|---|---|---|
ランチ | ¥2,500 | ¥2,700 | ¥3,900 |
ディナー | ¥2,500 | ¥2,700 | ¥3,900 |
≪予約をすればするほど割引されるお得なディスカウント制度≫
2件以上ご予約の場合、ご予約件数毎に¥1,000の割引きがあります。
割引額の計算方法:\1,000円×ご予約件数
例)
民家風ペンション(B&B)9,700円×2泊-2,000円=17,400円
民家風ペンション(B&B)9,700円×2泊+トランスファー
(タシケント→サマルカンド片道)16,300円×1件-3,000円=32,700円
ただし、1件については表示価格どおりとなります。
ウズベキスタンの便利情報
ビザの詳細は こちら
ウズベキスタン情報
人口: 2,400万人 (日本の5分の一)
面積: 44万7400平方メートル(日本の1.2倍)
時差: 日本より4時間遅い。 サマータイムはない。
首都: タシケント(人口215万人)
民族構造: ウズベク人70%。ロシア人8.5%。タジク人4.9%。カザフ人4.3%など
公用語: ウズベク語 及び ロシア語
通貨: スム。 1スム=約0.01円 1US$=約8050スム。
気候: 典型的な大陸性気候